マリーゴールドクリニック

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コラム

便秘改善・解消の新常識

4. 女性が便秘になりやすい理由

男性よりも女性の方が便秘になりやすいと言われています。その理由を見てみましょう。

 

黄体ホルモンの影響

女性ホルモンには、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類があります。

・卵胞ホルモン…卵巣内の卵胞を成熟させて排卵・受精にそなえる
・黄体ホルモン…受精卵の着床に備えて子宮内膜を厚くする

黄体ホルモンには腸の働きを鈍くする作用もあるため、分泌が増える排卵後から生理の間に便秘で悩む女性は多いです。毎回、生理前10日間前後に便秘になって苦しい人は、この期間だけは便秘薬を飲んで解消するのもいいでしょう。

また妊婦さんが便秘になりやすいのも、黄体ホルモンの分泌がさかんになるからです。大きくなった子宮が腸を圧迫することも排便を妨げる原因になっています。便秘を改善するために、妊娠中でも安心して飲める軟便剤があります。婦人科医や肛門科医にご相談ください。

 

 

胃腸の動きを鈍くする冷え

身体が冷えると内蔵も冷えます。すると胃腸の動きも悪くなり、便が腸内に留まって便秘に繋がります。
男性は筋肉量が多く、体内で熱をつくりやすいため、冷え性になる人はそう多くありません。
熱をつくる筋肉が少ないことに加え、女性は冷え性につながる条件がそろいやすくなっています。

冷え性になる原因
・寒い季節も手足や首まわりを露出する薄着のファッション
・ガードルなどで体を締めつけて血行を悪くする
・無理なダイエットで自立神経や女性ホルモンのバランスが崩れる

秋〜冬に便秘になりやすい人は、冷えが大きな原因となっています。体を冷やすファッションを控えたり、腹巻きやカイロでおなかを温めたりと、冷えをとり除くように心がけましょう。また、夏も冷房の影響で体は予想以上に冷えています。一枚はおるものを携帯し、冷えを防止しましょう。

 

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